帝王切開出産のコンプレックス???主役は赤ちゃんですよ♪



2015/11/09

出産は奇跡です。

私は2人の子どもを帝王切開で出産しました。

帝王切開での出産で、コンプレックスを持っていたり、子供への罪悪感を感じる、などの情報をよく耳にします。

読んでみると気持ちはわからないでもないのですが、私としては驚くばかり。私の考えを書いてみました。

帝王切開に至る経緯 - 私の場合 -

長男が頑固な逆子で、私のお腹も前に出てこないタイプで、赤ちゃんが回転するスペースもなく、危険な出産を避けるために、帝王切開になりました。

もちろん、逆子と分かった時点で逆子体操など色々と試してみましたが、最初から最後まで体位は変わらず。

長男は、お腹の中で足をまっすぐに伸ばして長座前屈状態で長いこと頑張っていたようです。

彼には彼のポリシーがあったのでしょう(笑)

次男は、一人目が帝王切開だったため、自然分娩のリスクが高くなるということで、帝王切開に。

このことは、長男を帝王切開した時から、主治医に説明を受けていたので、半分は納得。
でも、選択肢があるなら、とダメもとでいくつかの産院に相談をしてみました。

私の中で、できれば自然分娩で、と考えた理由は2つ。

  1. 帝王切開は術後の入院期間が長くなるので、長男に寂しい思いをさせるのが嫌だったから
  2. 私のキズの痛みや体の回復が遅く、自分の負担も大きく、しいては家事育児に支障を来たすから

一つの産院では自然分娩を選ぶこともできましたが、子宮破裂の危険性が高いということで納得の上で帝王切開に。

可愛い長男を残して、私がどうにかなるわけにはいきませんから。

ということで、私は2人出産していますが、陣痛は未経験です…。

陣痛で辛い経験をされた方には本当に申し訳ない不謹慎極まりない発言ですが、陣痛、経験してみたかった、です。
でも、思うことはそれだけ。

帝王切開と子どもの免疫の話

自然分娩で赤ちゃんが産道を通る際に、赤ちゃんは膣内において様々な細菌に触れることになります。赤ちゃんは、この産道を通ることで結果的に、ママから最初の免疫力を獲得します。しかし、帝王切開では産道を通らないため、最初に免疫力を獲得する機会が失われてしまうのです。

長男出産後、しばらくしてこんな情報を知りました。

「うちはどうなのかな、大丈夫かな」、と不安になったことは事実です。

帝王切開で生まれた赤ちゃんは成長後にハウスダストや犬、猫アレルギーなど何らかのアレルギー疾患にかかる率が高くなるという研究結果があります

アレルギー!!
新米のお母さんは、それは不安になりますよね。

実際に、出産後、赤ちゃんに上記に該当するような症状が見られたら、「自然分娩ができていれば…」と、思うのもわかります。

落ち込むだろうし、自分を責める気持ちもわかります。

正しい情報であっても、母親として責められてるように感じますよね。

わかります。私もそうでした。

でもね、お母さん。

赤ちゃんは、ちゃんと生まれてきて、あなたの腕の中に抱かれているんですよね。

情報に振り回されずに今と今後を考えよう

正しい情報を取得して、知識として持つことはとても大切です。

でも、もっと大切なのは、その知識をどう使うかということ。

予防策がとれるような類のことなら、知識を使って備えれば良いけれど、起こってしまった事象については、「あ、これか~♪ 知ってる知ってる大丈夫」と慌てずに対処できるようにするために、情報や知識があるんです。

情報に振り回されて、余計な呪縛にとらわれてしまうなんて、本当につまらない!

我が子に限って言えば、成長してから検査しましたが、アレルギーもオールクリアですし、アトピーもなく、特に免疫系が弱いということもありません。

陣痛が来る前の早めの週数に出産でしたが、体は大きすぎるくらい伸び伸び育っています。

小さい頃はよく鼻水垂らして、熱も出しました。
その時々は大変だったけど、子どもだし当たり前のことだと思っています。

その度に、子供たちは自力で免疫力を高めていくのですから。

出産方法なんて、結果論にすぎない。
出産は病気じゃないけれど、元気な我が子をこの手に抱くことは、本当に奇跡なんです。

私は、大切な友人からそのことを教えてもらいました。

本当に凄いことなんです。

そんな素晴らしい命を授かっておいて、コンプレックスとか、罪悪感とか、親の勝手なことを。

私のように前もって帝王切開と決まっていた方だけじゃなく、陣痛から帝王切開と経ての出産(←私はフルコースと呼んでいますが)経験してても、責められてるように感じるなんて…。

自然分娩してあげられなかった、とか言ってる暇があったら、愛しい我が子の今とこれからに、何がしてあげられるか考えようよ!!!

子どもは、前向きなお母さんの笑顔が大好き。

お腹のキズ跡は、私たちの愛情の深さの表れですよ。