【私たちが仕事をやめてはいけない57の理由】読んで思うこと



2015/11/18

友人に頂いたこの本。

非常に、面白かったです。

20151118

著者の川崎貴子 さん。
ブログはこちら→http://ameblo.jp/joyante/

さすが、人材のプロ。
彼女は、1万人以上の働く女性を見てきた「女性マネージメントのプロ」です。

この本は、大きく3部に分かれていて、「メンタル編」「キャリア編」「ライフ編」

それぞれ、そのステージで女性が直面するシチュエーションや、不平不満・愚痴に対して、解決策や対処法が書かれています。

とにかく具体的で、綺麗ごとじゃない本音が、生の言葉で書かれている。
彼女自身が体験したことも多く、それが言葉を生き生きとしているんですね。

共感したり、「私も同じことずっと考えてるぞ~!」、と叫びたくなるような文章が、いくつあったことか(笑)。

今の私は、ワーキングマザーとしての目線で、「ライフ編」に一番感情移入できましたが、「キャリア編」でも同じような感覚を味わってきました。

女性として、妻として、母として、欲張りに生きたい、でも思うようにはいかないのよね…、という方にはおススメです。

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私は普段、「自己啓発」だったり、「生き方」とか「考え方」のHow to本はほとんど購入しません。

書店で並んでいる話題の本などは、手に取ってみます。

そして、目次や、気になった項目をさらっと読んでみるのですが、購入までいかない。

偉そうに申し訳ないですが

「これは、当たり前のことじゃないのかな~?」
「こういう考え方、こんな時には行き詰るんだよね~」
「めんどくさい…」

こんな感想が先に立ってしまい、引き込まれないのです。

そして、思うことはいつも一緒。

みんな、難しく考えてるんだな~と。(本当にすみません)

でも、この本は、一気に引き込まれて、「そうだそうだ」、と頷きながらあっという間に読んでしまいました。

特に面白いのが、ライフ編。

働く女性の大問題、結婚・出産・育児に関することで、これはさすが経験者。

私、第一子を出産した後に書いていたブログに、こんなことを書いていました。

「私は、仕事が好き。

多少の徹夜をしてでも、やることをやれば必ず結果という成果がでる。
100メートル走でもマラソンでも、必ずゴールがあるから、具体的な目標をもって頑張れる。
そういう競争なら、大得意でした。

でも、育児は違う。

ゴールがない。
目標もない。
終わりがない。
自分が頑張るだけじゃダメ。

それを自分自身で経験して、かなりうろたえました。」

そして、今もまだ、ゴールの見えないトライアスロン状態の毎日のなかにいます。

だからこそ、私は、たとえ量が少なかったとしても、仕事を手放すことをしませんでした。

自分自身のメンタルを満たすために。
自分が笑顔でいるために。

ホコリじゃ死なないって、川崎さんも書かれてます(笑)
今回、この本に出会って、大きなエールをもらえた気がしています。

そして、一つ再認識したこと。
私のように女として強欲で、頑固な女は、更に強力な実体験を経て輝いている方の声と教えに納得する…、ということを。
また目標が一つ増えました(笑)