私の見ている色 あなたの見ている色
[:ja]次男とサッカーの帰り道、自転車で紅葉の綺麗な公園を通り抜けたときのこと。
私は、普段、外出時にサングラスをかけることが多く、そのときもサングラスをかけていて、
「真っ赤な紅葉が綺麗だな〜」
と眺めながら自転車をこいでいました。
後ろから来る次男を見るときにサングラスをはずして、同じ景色を見たとき、
「世界が違う~♪」
こちらが、サングラスをして見ていた紅葉。
そして、サングラス無しで見た紅葉。
色がこんなに違うんですね。
頭では当たり前のこととわかっていても、実際に目で見ると面白かったので、iPhoneのレンズにサングラスをかぶせて撮ってみました。
私のサングラスは紫が入っているので、赤みが強く出ているのでしょう。
男性と女性では色の見え方に差があるということも言われています。
男性は7色に対し、女性は29色で細かく認識していて、女性の方が鮮やかな視覚の世界を生きている、なんて話も聞きます。
色って、本当に面白い。
視覚・色覚って、面白くて不思議です。
私と、隣の人が見ている景色の色合いが違っていることだって、あり得るんですよね。
それも、脳が認識している訳で、同じく”赤いイチゴ”と言っても、同じ赤を感じているのか確認のしようがないんですよね。
Webデザインをしていると、色の問題は常に頭の痛いところ。
お仕事を依頼してくださるお客様と環境を合わせるところから、問題が生じてしまう場合もあります。
Mac か Windowsか。
モニターの解像度は?
スマホの種類は??
同じ色番号の色を表示していても
「もっと明るい色にしたい」
そんな要望をいただくこともしばしば。
私と、お客様の認識が揃ったとしても、私のお客さまのお客様達が見ている物が、またそれぞれ違って見えていることもあり得るわけです。
ちょっとややこしいことになってきますが、私としては、状況をきちんと説明した上で、できるだけお客様の要望に柔軟に応えるように努める、それしかできません。
柔軟に。
思いこみや決めつけ、それが何よりも危険で、つまらない。
できる限り思い込みを捨てて、ニュートラルに向き合いたいですね。
仕事も。
自分も。