【帝王切開出産の話】先生との会話と母親学級



2016/02/06

”帝王切開”というキーワード、定期的に検索されているようで、たまに、以前の記事のページビューが跳ね上がっていることがあります。
帝王切開出産のコンプレックス???主役は赤ちゃんですよ♪
前回は、帝王切開出産のコンプレックスや、赤ちゃんの免疫について書きましたが、今回は、何回かに分けて、私の経験した実際の流れなどを書いてみたいと思います。

実際の様子は、人それぞれ。
でも、なかなか情報が無いのも事実です。

かなりプライベートなことで、お見苦しいところは読み飛ばしくださいね。

ハイレグが良いかビキニが良いか?

私の場合、長男が逆子だったため、8ヶ月くらいの時、主治医に「帝王切開になるかもしれませんね」、というお話をされました。
それまでも、逆子体操をしていましたが、まったく効き目なしだったのです。
その時は、「ふーん、でも自然分娩だよね、きっと」なんて思っていたのですが。 そして、先生に聞かれたことは、切開する向きについて。
下腹部に横向きに切開するか、お腹の真ん中を縦に切開するか。 特に、危険性が無い場合は、選ばせてくれるということでした。
それぞれのメリットとデメリットは、簡単にこんな感じ。

横に切開する場合のメリット: 美容的にキレイ。傷も目立ちにくい。

横に切開する場合のデメリット:術野が狭い。今後、子宮系の疾患があって手術が必要になった場合は、縦に切開をすることになるので、傷が十字架状に2つになることがある。

縦に切開する場合のメリット:術野が広く確保できて安全。

縦に切開する場合にデメリット:キズが大きく目立つ。

女性にとって、キズのことは、結構後を引く、という話も聞きました。 そして、先生が最後に言ったこと。
「要は、出産後、ハイレグ水着が着たいか、ビキニが着たいかですよ(笑)」
  思わず笑っちゃいました。 大きなお腹になっている妊婦さんに、ハイレグとか、ビキニとか。 でも、そうなんですよね。
出産してしまえば、その後は、また一人の女性として、人生を愉しんでいくわけですから。 ふっと、肩の力が抜けた気がしました。
そして、私は、 「ビキニでお願いします」 そう答えました(笑)

出産前の母親学級では全く触れられない帝王切開の話

長男の妊婦時代、初めての出産ということもあり、区の主催する母親学級に行ってみました。
同じ時期に出産予定の妊婦さんが、地域ごとに幾つかのグループに分けられていて、そこで、”ママ友”ができたのも有り難かったですね。
経験豊富な助産師さん達が、妊婦の身体の事や、栄養のこと、心のケア、出産の実際、そして出産後の指導をしてくれました。
決して押しつけじゃなく、同じ目線で語ってくれる助産師さん達の言葉は、とても参考になりました。
でも、そこで、実際の出産の話となると、当然、自然分娩の話だけでした。 陣痛が来たらどうするとか 破水したらどうするとか
どんな流れで進むのか どんなに大変で、どんなに素晴らしいか とか。
帝王切開は、病院の先生任せになる部分も多いので、母親学級で説明しても仕方ないのかもしれませんが、ここでは

出産 = 自然分娩

という意識が植え付けられていくような気がしました。 何かあった時だけ、「帝王切開」というような触れ方しかありませんでした。
だから余計に、”帝王切開”になった時のショックが大きくなる妊婦さんが多いのではないかと思います。
でも、これは、たまたま私が経験したからそう思うだけの話。 私が自然分娩をしていたら、こんな感想はなかったのかもしれません。
  次回は、入院しての出産準備と出産のお話を。 お楽しみに。