【WordPress使用歴10年以上】WordPressを使わない理由



2016/08/26

Vivacefactoryが提供するWeb制作サービスでは、お客様のご要望に応じて、WordPressを使用してオリジナルWebを制作させていただくケースが多くあります。

どうしてWordPressが良いのか。
どうしてWordPressをお勧めしているのかは、巷に情報があふれていますし、私もこちらでまとめていますが、何でもかんでもWordPressというわけではないと思っています。

今回は、WordPressを使わない、使う必要のない理由について書いてみます。

気軽にブログを始めたい

とにかく発信したい、書きたい!、という時は、わざわざ、wordpressを使う環境を整える必要はありません。
サーバー借りて、設定して、テンプレート決めて…。
そんなことを考えてたら、時期を逃してしまうことも。

無料で使えるブログから初めても良いのです。
方向性が決まってから、その先を考えたって遅くありません。

ページ数が少ないサイト

具体的には、ランディングページなどがあげられます。

Landing page written in a notebook. SEO concept.

ランディングページは、一つのサービスや商品の広告に特化したページで、1ページを長~く使って作ります。

もちろん、WordPressで作ることはできますが、その1ページだけにWordPressを使うのは、ほとんど意味がありません。
オーバースペックです。

(※もともとがWordPressで作ってあるサイトのサブディレクトリとして作るような場合は別です)

ページ数が少なくほとんど更新しないサイト

具体的にはちょっと想像しずらいのですが、しいて言えば、イベント紹介用の中短期的なページなどでしょうか。

トップページと、イベント詳細ページ、お問合せページくらいの2~3ページのサイトなどあると思います。

WordPressを使えば、確かに作りやすい内容ではあるのですが、問題は、放置しているということ。

WordPressは定期的にプログラムがアップデートされていきますが、これは、セキュリティ上、とても大切なアップデートであることが多いのです。

日々、WordPressを利用していれば、「更新してください」というメッセージをそんなに無視し続けることもないでしょうから、まだ安心なのですが、放置は非常に危険です。

商品点数の多いショッピングサイト

もともとWordPressを利用してグッズや写真などの紹介をしていて、そこから直接販売したい、という流れになるのは自然なことです。

WordpressへWelcart導入

WordPressにもショッピングカートがあるので、機能を付加することができます。
もともとWordPressユーザーなら、管理もしやすいです。

でも、WordPressはあくまでもサイト構築用として使用していて、ショッピングサイト専用ではありません。
つまり、特化しているプログラムではないので、ショップの初期状態なら対応可能ですが、商品点数が増えてきたり、規模は大きい場合は、完全にキャパシティオーバーになってしまいます。

どこで区切りをつけるかは難しい問題ですが、サイトの目的や商売の規模などをきちんと洗い出したうえで、中長期的なビジョンを作ってみることが大切だと考えます。

予約サイトや会員制サイトなど複雑なシステムのサイト

WordPressには、ネット予約システムやパスワードなどの制限をつけて会員制のサイトを作るプラグインもあります。

こちらも、ある程度の規模までならば、問題なく使いやすいです。

でも、複雑になってきて、プラグインのカスタマイズが必要になってくるような要望が生じてくるような場合は、もう、WordPressでは手に負えなくなってきている証拠です。

やはり、第三者の情報を扱う以上、セキュリティは非常に大切です。

カスタマイズを行うということは、プラグイン配布元が保証したセキュリティ条件は放棄することにもなり、サポートも受けられず、自らが進んでセキュリティホールを作ってしまうことにもなりかねません。

こういう段階に来たときは、あなたのビジネスが大きくなった時ですし、このシステムを整えることで更に飛躍するということです。
専門システムを外注するなり、検討しましょう。

 

裏を返せば、上記以外なら、WordPressは非常に使い勝手の良いものです。

私が使う理由をまとめた記事はこちら→【使用歴10年以上】私がWordPressを使う理由

自分で好きなテンプレートを探してカスタマイズするもよし。

オリジナルを追及するもよし。

色々とお試しください。