ブログだけじゃもったいない ホームページが必要な訳
実店舗を持たない、個人事業主、小規模での起業の際、まずはブログから始める方、多いと思います。
でも、できれば、ホームページも一緒に作った方が良い。
ぜひ、ブログではない「ホームページ」も作ってください。
「ブログやSNS の集客効果は大きいし、それだけでブランディングも集客もバッチリ」
と思われるかもしれませんが、ブログやSNSだけでは、ある程度の段階でビジネスが止まってしまってしまう可能性もあります。
その段階とは、範囲であったり、信頼性からくる事業規模であったり。
私がインターネットの世界に入り、Web制作を生業とし始めた15年以上前は、
「ホームページは24時間365日、世界中で、あたなの変わりに働いてくれる営業マンです」
と、お客様にオススメしていました。
もちろん、その位置付けは変わっていませんが、今や、SNSやブログの方が、より優秀な営業マン、コミュニケーションツールの側面があります。
その上で、敢えて、どうしてホームページが必要なのか。
私は、いつもお客様には、
「ホームページはあなたのビジネスのマザーシップとして重要な存在です」
とお話をします。
SNS、ブログ、ホームページ、それぞれ、ビジネスツールとしては特徴があります。
そんな観点からまとめてみました。
Contents
情報の拡散や告知にはSNS
SNSの良いところは、何と言っても情報の拡散、共有が早いところ。
そして、「良いね」や、コメントなどの反応をすぐに確認することができるところ。
ブログを拡散したり、告知を拡散したりする能力は非常に高いので、集客ツールとしては有能です。
そこに、自分の考えやライフスタイルを載せて発信すれば、まるで、ホームページと同様の働きをしてくれている、と誤解してしまうかもしれません。
しかしながら、SNSの情報は、フロー型でどんどん流れていくものなので、ユーザーがいつもその投稿を見てくるとは限りません。
どんどん目の前を流れていく、パラパラ広告(?)のようなものと思った方がいいでしょう。
だから、一時的にユーザーの印象に残ったとして、しばらくしてから、「あ、あの記事見たい」と思った時、非常に不便なのもSNSの特徴。
情報発信・情報の蓄積にはブログ
ブログの良いところは、手軽に更新ができて、それをどんどん蓄積していけるところ。
そして、検索性も高い。
ユーザーにとっては、「あ、あの記事みたい」と思った時も、SNSと違って簡単にアクセスできます。
セルフブランディングの観点から言えば、最適・必須ツールと言えるかもしれません。
更に付け加えるなら、無料のブログでもちろん構いませんが、それが、独自ドメインのブログであれば、情報管理の点からも、より好ましいでしょう。
SNSの盲点 情報拡散の限界
情報満載なブログを拡散するのにSNSを使う。
これで、充分と思っている方が意外と多いのですが、SNSには見逃せない限界があります。
それは、SNSは登録している人のみ、閲覧ができるということ。
「いいね」やコメントのやりとりが活発にあると、それだけでかなり充実した活動をしているように錯覚してしまいますが、その世界は、思ったより小さなものかもしれません。
限られた世界で心地よく、気分よく仕事をしていくならそれで良いのですが、あなたが本当に出会いたい人は、そこにいないということも考えられます。
ブログより信頼性が高いホームページ
ブログは、SNSと違って、登録制ではないことが多いので、全世界が相手。
広く情報を発信することができます。
ということは、多方面からのアクセスもあるということです。
アクセスを受ける側からすればとても良い条件なのですが、仕事を依頼する、アクセスする側の考えはどうでしょう。
ブログを読んで、商品や考え方が素晴らしい、ちょっとしたファンになったとして、金銭取引の発生する依頼をする場合、ブログだけで依頼につながるか。
規模や企画内容によっては、企業として、仕事相手として、信頼できるかどうか、もっと調べます。
その際に、ブログだけでは、信頼性の点で、どうしても劣ります。
カスタマイズして、見た目をホームページのように見せている無料ブログもありますが、そこはやはりブログ。
独自ドメインのホームページは実店舗を持つようなもの
ただ、どうしても予算的にホームページを持つのは厳しい、という理由からブログだけ、という方も多いでしょう。
レンタルサーバーの費用、独自ドメインの費用、制作を外注する費用…。
そんな余裕はない、というのもわかります。
独自ドメインは、種類によりますが、1年契約で1000円程度で取得できます。
そのドメインを使って、無料のホームページサービスで、基本情報をわかりやすくまとめたホームページを作ってみてください。
最近の無料のホームページサービスのテンプレートは、機能的なものも多いので、初期段階としては良いと思います。
そうすると、どうなるのか。
すぐに問い合わせや発注が増える訳ではありません。
不思議と、自分の覚悟が決まります。
色々な考えを、好きな時に綴れるブログと違って、ホームページを作るためには、事業内容、サービス内容、ポリシーなど、簡潔にまとめたり、わかりやすく伝える必要が出てきます。
つまり、改めてじっくり考えて自分の活動と向かいあうことが必須になります。
考えて見つめ直して初めて、あなたの活動があなただけのものから、相手に伝わるものになります。
新たに覚悟が固まる。
実店舗や事務所を構えたような感覚で、あなたの基地ができたような心境になる、という感想もいただきます。
あとは、ビジネスの進展、方向性に合わせて、どんどん変化させて運用していけば良い。
だから、最初からすごいものを作ろうとしなくても大丈夫です。
ホームページは、運用して育ててこそですから。
でも、ある程度まとまったものを作りたいというなら、プロの手を借りるのも一つの選択肢です(笑)。
もちろん、制作の相談は大歓迎ですが、それ以前の問題として、自分の考えや方針など、話をしてみると、意外と分かっていなかった自分に気づくことができます。
私は、これまで、多種多様な業種・職種のお客様と対話をし、事業のお手伝いをしてきました。
そんな幅広いビジネスの観点から、ちょっとした軌道修正ができると思っています。
最後は宣伝になってしまいましたが、気になったら、話をしてみてください。