【恩師の言葉】まん丸じゃなくて金平糖
こんにちは。
Vivace Factory新村です。
先日のブログで、新ロゴの”金平糖みたいなモチーフ”は、私のマインドに常にあるという話に触れました。
今日は、ちょっとまじめなその金平糖のお話を。
日本の教育は、できるだけ”まん丸”に近い子を良しとする傾向が強いと思います。
例えば、何か一部分秀でていたとしたら、それを特に伸ばすというよりか、劣る部分を努力して伸ばして、より均一化を目指す。
丸の大小はあったとしても、より滑らかな”丸”のような子が良い子。
教育だけではなく、社会人としての人との付き合いも、そういった感じではないでしょうか。
確かに、社会に適用して多くの人から認められるという観点から見れば、まん丸さんは非常にバランスのとれた優秀な人かもしれません。
でも、つまらない。
そして、辛い。
「個性的」とか「非凡」という言葉は、決してほめ言葉だけで使われないという日本の現実。
これは、社会人になるまでず~っと私が抱いていた違和感でした。
傍から見たら、私は、かなり優等生だったと思うのですが、本来の姿ではないと感じていて、周りからはみ出すぎないように自分自身を抑えてニコニコしていた感じ。
そんな思いを解放してくれる言葉に出会ったのが、社会人1年目の研修の時でした。
社会人1年目に出会った教育係のボス。みんなのボスという感じの、少々口の悪いおっさん(親しみを込めて)
私が社会人としての恩師と思っている方。
「おまえは、金平糖や(大阪の方なので)。
金平糖は、ボツボツが出てる所に、更に砂糖がついて出っ張りの部分だけがどんどん大きくなるように作られてる。
沢山の金平糖とぶつかり合って、凸凹に。
削ってあんな形になるんじゃなくて、どんどん吸収して大きくなるところだけ大きくなってる。
まん丸にならなくていい。
あんな風に、強いところを一杯作って、そこをどんどん大きくして行ったら良い。
均一の凸凹じゃなくて良い。
あの凸凹が、食べると面白い食感があって、良い味出してるんだから。
強力な凸凹を一杯作れ」
というようなことを。
20年近く前の話になりますが、私の中の迷いというか、ぶりっこ的な部分が小さくなったことを今でもはっきり覚えています。
実際の金平糖の作り方は知りませんが、私にはしっくりきたのです。
周りに何を言われようと、私は私。
周りの人にチクチクしちゃうかもしれないけど、そのうち心地よく感じてわかってくれるかもしれない。
同じような大きさの出っ張りを持ってる人とは、思いのほかしっくりきて大きな力を発揮できるかもしれない。
そして、よく味わってもらったら、とても甘くておいしいですよ~(*^_^*)
そんな風に、常に思っています。
自分のアンテナが反応したときは、貪欲に吸収したいし、身につけたい。
それが自分のためでもあるし、いつかきっと周りの人やお客様の役に立つことだと思うので。
私は今どんな形をしてますか?
チクチクしてますか?
美味しいですか~(笑)?
こんな感想をお聞かせいただけると嬉しいです。
長文、失礼しました。