[:ja]子供の学習へのネット利用 制限するワケ[:]
[:ja]以前、子供の調べもの学習について、
「我が家第一選択肢にネット検索はない!」
ということを書きました。
「具体的な理由は???」
と聞かれる事もあったので、Webのプロとしての考えを書いてみたいと思います。
※教育的な理由も沢山あります。社会人として云々といった。でも、それは、別の機会に(あるかな…)
全てを鵜呑みにしてはいけない!
何かを調べたいと思った時、インターネットは本当に便利です。
でも、検索結果に違和感を覚える事があると思います。
「あれ? これだけで良いのかな??」
「結構極端なこと書いてるな」
一般的な学術的なことなら、こういった違和感は少ないのかもしれません。
でも、ニュースや時事ネタとなると、あると思います。
知識や経験を蓄積した人なら、キーワードを変えて調べるのではないでしょうか。
そして、総合的な判断を下せるでしょう。
でも、子供ならどうか?
そのまま、ノートに書き写して終わり。
あるいはプリントアウトして終わり。
理解していないかもしれません。
いや、間違ったことを覚えるかもしれません。
ネット情報が全て間違っている訳ではありません。でも、全て正しいとは限らない。
それが「検索」マジック。
検索エンジンで上位に表示させるためには、色々な手法があります。
もちろん、上質なコンテンツを積み重ねることが一番良い方法なのですが、それ以外にも色々な手段があるのです。
そして、その手段のために、掲載する内容を操作したりする場合もあります。
Googleはそういったコンテンツの排除を目標にしていますが、完全には難しいと思います。
「情報が欲しい」
と思っている人の情報が、そのままストレートに書かれているわけではないのです。
まずは、そのことをきちんと教えることが大切。
情報は”無料”ではない!
これは、自分の願望もたぶんに含まれていることですが(笑)
ネット検索をする際に、かかる費用はいくらでしょうか。
ネット接続をするための月額費用くらいでしょう。
「情報一つ一つは無料」
そう思っている人も多いと思います。
図書館に行くより、ましてや本を買うよりも、ネットならタダだよね、と。
でも、その情報を掲載するためには、裏では何らかの費用がかかっています。
そして、その費用は、掲載者の何らかの目的を達成するために必要な費用なのです。
その目的は色々です。
最終目的に誘導して、お金を使ってもらおう、という露骨なサイトもあれば
情報を読んでもらって
賛同してもらって協力を仰いだり
コミュニティに入ってもらったり
しいては
有料サービスに移行してもらったり
することを目的としていたりします。
これは、正当な商業活動です。
つまり
知識は無料じゃない!
大人なら、言われなくてもわかっている事実でしょう。
でも、生まれた時から、いや、調べ物をするような年には、普通にGoogle先生が機能している子供たちには、ピンとこないこと。
そういうことは、きとんと教えて、頭の隅に置きながら、ネットを使えるような子供に。
これは、大人の責任だと考えています。[:]