[:ja]【Google Analytics】リファラスパム対策していますか?[:]



2015/10/26

[:ja]Google Analyticsを見てみると、国や言語に 「ru」 、「ru-ru」、「not set」などが表示されているかも知れません。

これは、リファラスパムと呼ばれるものなのですが、放置すると厄介なのでその対処法をまとめます。

リファラスパムとは

何かウィルスを仕込んだり、乗っ取りを図るようなスパムではないのですが、頻繁にアクセスしてくるため、貴重なアナリティクスデータを混乱させます。

つまり、Refferal(参照元)にURLや国、言語、などの痕跡を残して、あわよくば自分のところに誘い込もうというスパム行為です。

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リファラスパムの何がいけないのか?

まず第一に、せっかくのアナリティクスデータなのに、正確なユーザーの動向が測れません。

サイトに興味を持って訪れてくれたユーザーの情報が、この無用なリファラスパムデータに紛れてしまうのです。

第二に、参照元サイトをクリックすることで、スパムサイトへ誘導されてしまうということです。

こんな風にURLが残っていたら、”どんなサイトかな”とクリックしたくなるのは自然なことですよね。
でも、クリックしたら最後、ウィルスに感染してしまうこともあり得ます。

というように、このリファラスパムは非常に自分勝手で邪魔なスパムなのです。

リファラスパム対策1:ボットのフィルタリング

「既にスパムと認識されているボットや、スパイダーからのアクセスを全て除外する」という設定です。

アナリティクス設定の”全てのウェブサイトのデータ”の「ビュー設定」をクリックします。

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「ボットのフィルタリング」の項目の”基地のボットやスパイダーからのヒットを全て除外する”にチェックを入れます。

保存をクリックして、ボットのフィルタリング設定は完了です。

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この方法は簡単ですが、全てを網羅してくれるわけではないので、更に手動でのフィルタリング設定が必要です。

リファラスパム対策2:言語のフィルタリング

続いて、無関係な言語を除外するフィルタリング設定をします。

アナリティクス設定の”全てのウェブサイトのデータ”の「フィルタ」をクリックします。

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新しフィルタを追加するので

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フィルタを追加をクリックして、以下のような設定をします。
言語のru を除外する設定をしてみます。

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①フィルタ名は何でもいいのですが、どういうフィルタをかけているかわかるように設定します。

ここでは、 “言語 ru” としました

フィルタの種類を”カスタム”にして、引き続き設定をします。

②フィルターフィールドを ”言語設定”にします

③フィルタパターンは、ru

以上で保存します。

このほか、ru-ruや not setなど、アナリティクスデータの言語に表示されるもので、除外したものを、それぞれ同じようにフィルタ設定すれば、言語のフィルタリングの完了です。

リファラスパム対策3:国のフィルタリング

続いて、あやしい国を除外するフィルタリング設定をします。

言語の設定とほぼ同じですが、設定する項目が、以下の通り変わります。

例)not set  の設定の場合

フィルタ名: 国 not set

フィルタフィールド: 国

フィルタパターン :not set

以上で保存をします。

リファラスパム対策4:特定のサイトを指定してフィルタリング

最後に、あやしいサイトを除外するためのフィルタリング設定をします。

あやしいサイトは、集客→サマリー→参照サイト から確認できます。
他のサイトでも確認したのですが、

best-seo-software.xyz
floating-share-buttons.com
site#.free-floating-buttons.com  #には色々な数字が入ります
get-free-social-traffic.com

などがそういったサイトのようです。

フィルタの設定方法は、国や言語と同様です。

例)best-seo-software.xyz を設定する場合

フィルタ名: best-seo-software.xyz 

フィルタフィールド: 参照

フィルタパターン:best-seo-software.xyz 

以上で保存です。

アナリティクス設定→全てのウェブサイトのデータ→フィルタ をクリックすると、以下のような設定一覧が表示されます。

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ここで、設定の確認も可能です。

以上、貴重なアナリティクスデータを乱すリファラスパム対策でした。[:]