【自分を許すこと】長男が幼稚園入園してから
長男が未就園児の時、私の最大の課題は、時間のやりくり。
「いかにして自分の時間を捻出するか」
そこに尽きていました。
でも、長男が希望の幼稚園に入園すると、状態はかなり楽になりました。
幼稚園さまさま~!!
長男が幼稚園に入園して、毎日決まった時間に登園してくれるようになってから、私の生活はがらりと変わりました。
もちろん、幼稚園生活への不安もありましたが、それ以上の解放感!
たぶん、あの感覚は二度と味わえないくらいの解放感だと思います。
毎日お弁当を作らなくてはいけないという、ちょっとしたプレッシャーがありましたが、幼稚園のお弁当なんてたかが知れているので(笑)
無理しなくても、ある程度、決まった時間が取れるようになったのでです!
幼稚園は基本的に保育時間が短いのですが、預かり保育というシステムがあって、保育終了後も夕方5時くらいまで預かってもらうことができます。
長男の希望を聞きつつ、預かりを利用しながら、色々な方とお会いすることができました。
都内の会社に打ち合わせや、顔合わせに伺って、幼稚園バスが帰ってくるまでに戻ってこれる、というのは、私にとってもストレスがなく助かりました。
この頃、外資系IT企業のローカライゼーションのご依頼も頂きました。
フランス本国の担当者との折衝もあり、結構タフな案件でしたが、会社勤務時代に担当していた経験がそのまま生きて、先方にもとても喜んでいただけました。
この依頼も、最初は確かSOHOビレッジだったかな。
いや、コンサルタントさんのご紹介だったかもしれません。←すみません。
Webの知識と、英語での交渉経験、そして、職歴が助けになってトントン拍子の進んでいきました。
ヨーロッパは、時差の関係で夕方から直接連絡が取れるのも助かりました
こんな風に、周りから色々な機会をいただいて、要は、私がそれにちゃんと反応できるかどうか。
逃さずに乗れるかどうか、のお話でした。
恐る恐る、でも、一歩目は大胆に。
そんな感じで走り始めていました。
急な発熱 病気には勝てません
幼稚園のような集団生活が始まると、もらってきますね、色々な病気を。
走りだそうとしていた私を襲う、夜中の発熱。
つまり、翌日の予定は、全てキャンセルになるわけです。
浅はかな私は、この”予定外”を想定していなかったので、最初は本当に困りました。
一応、
「育児中であること」
「子供は幼稚園に通っていて、その間に伺う、あるいは仕事をしていること」
こういった状況はお伝えしてありますが、それはそれ。
仕事ですから。
謝り倒すしかありませんでした。
お客様は、
「良いですよ、仕方ないですよ」
とおっしゃってくださっても、私として、本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。
正直に言います。
私が会社勤務時代、自分についてもらうアシスタントを募集してもらう際に出していた条件は
「未婚の女性。既婚でも、できればお子さんのいない方。お子さんの事情で、急に休まれたり、早退されるととても困るので」
と、言い切っていた張本人でした。
同じ女性として、本当に恥ずかしいですが、でも、仕事に没頭していた私にとっては当然のことだと思っていました…。
そんな私なので、逆の立場になったら、とにかく、罪悪感しかありませんでした。
物理的な予防策と自分への心理的なケア
それからは、アポイントが入る時は、事前に、できるだけ予備日もお伺いしておいて、子供の様子がちょっとおかしい、と思ったら早めに連絡をしてキャンセルが無いように、気を付けるようにしました。
誰も頼れない状況では、最低限、こういった対応をするしかありませんでした。
それでもダメなら、本当に申し訳ないけれど、諦める。
その仕事自体を諦めるような覚悟で。
でも、こういう私の緊張感は、自然と子供に伝わるんですね。
いつも通り元気だったのに、2週間ぶりの打ち合わせの日の前日に、具合悪くなってきたりするのです。
正直、イライラもします。
子供にも自分にも。
そして、それから負のスパイラルに陥りがちです。
だけど、そこでふと。
「自分を許そう」
そう決めました。
諦めるのでも、甘やかすのでもなく、
「自分を許そう」
と。
不思議と楽になりました。