【文章や写真の著作権】私がアメブロを使わない理由 その2
前回は、集客の種類に着目して書いてみました。
【集客の違い】私がアメブロを使わない理由 その1
今回は、”そのブログ、誰のもですか?”というお話を書いてみます。
アメブロのURLはサブディレクトリ
サブディレクトリとは、ルートディレクトリ以下のディレクトリです。
なんのこっちゃ、分かりづらいですね。
例えば、https://vivacefactory.net の場合、事業概要を紹介しているページは以下のURLです。
/about-2/policy/がサブディレクトリ。
あくまでも、親である https://vivacefactory.net に属するものです。
アメブロの場合なら、
http://ameblo.jp/*****/
この*****の部分が、ユーザーごとに付けるアカウント名です。
つまり、これは、
http://ameblo.jp
という独自ドメインの下に、ユーザー用のディレクトリ(領域)を作ってくれていて、これが、”サブディレクトリ”ということです。
こういう形式の場合、独自ドメインである http://ameblo.jp の影響を大きく受けますので、サブディレクトリであっても、検索エンジン上、大きな支障にはなることはありません。
でも、あくまでもサブディレクトリはサブなのです。
あなたにとっては、自分だけの領域ですが、URL上は、http://ameblo.jp というサイトにぞくする、無数にある記事の一つです。
あなたのブログの記事数がどんどん増えて、大きくなっていっても、それは、親である独自ドメインのhttp://ameblo.jp の評価が高くなるということです。
「アメブロ、ずるくない???」
と思われるかもしれませんが、いやいや、ビジネスですからね。
無料でサブディレクトリの領域を使わせてもらって、環境面も色々と整えてもらっている訳ですから。
アメブロの記事・写真の著作権はあなたのものではありません
アメブロの規約にはこんな風に書いてあります。
第12条(知的財産権等)
1. 本サービスを構成する文章、画像、プログラムその他一切の情報について発生している著作権その他の知的財産権、肖像権及びパブリシティ権その他の人格権ならびに所有権その他の財産権は、利用者が自ら作成したもの(第10条第2項に掲げる場合を除きます)に関する権利を除き、当社又は当該権利を有する第三者に帰属しています。2. 当社は、利用者が本サービスにおいて投稿、アップロード又は保存した全ての情報(文字情報、画像情報等を含みますがこれらに限られません)について、これらを保存・蓄積した上、本サービスの円滑な運営、改善、当社又は本サービスの宣伝告知等(第三者のメディアへの掲載を通じた紹介記事・コンテンツ等も含まれます。)を目的として、あらゆる態様で利用できるものとし、利用者はこれに同意するものとします。
3. 利用者は、自己の著作物に関して、第三者の権利侵害等の問題が発生した場合、自己の費用と責任においてかかる問題を解決するとともに、当社に何等の迷惑又は損害を与えないものとします。 Amebaヘルプより
法的なことはよくわかりませんが、簡単にいうと、アメブロに登録してブログを書いているということは、「アメブロに記載した写真や記事は、サイバーエージェント(アメブロ運営会社)が自由に使って良い」と同意していることになります。
つまり、実質的に、著作財産権を全てサイバーエージェントに譲り渡すということです。
悪いことを考え始めたらきりがありませんが、ブログにアップした自分の顔写真が、サイバーエージェントの運営するサイトに勝手に使われてるとか、自作のイラストが正式キャラクターになっちゃってるとか、あり得ない話ではないのです。
集客とか、そういう以前に、これは大問題だと思いますが、みなさん平気なのでしょうか。
自分の知的財産は自分で管理しませんか
「独自ドメインに属するサブディレクトリに、無料で自分の領域を作ってもらって、一生懸命記事を書いて、集客をさせてもらいます。
その変わり、記事や写真の著作権はアメブロさんのもので良いです。了解しています」
それがアメブロのビジネスモデル。
実際に、成り立っていて多数ユーザーがいる訳ですからね。
それなりの恩恵を受けているから良い、という方も多いと思います。
でも、違和感がある方も多いのではないでしょうか。
せめてデータをダウンロードできればいいのですが、バックアップを取る機能が付いていないことも重大な問題です。
サブディレクトリというのは、管理者が自由に削除できる領域でもあるので(←サブドメインとの違い)、
「ある日突然全ての記事が消されてしまった!!!」
なんて話も耳にします。
とても良い記事を沢山書かれている方も多いのに、それを自分で管理しないなんて。
あなたの知的財産は自分で管理して守らないと、非常にもったいない。
私はそう考えています。
アメブロが何でもかんでもダメというわけではありません。
それぞれのビジネスごとに使い方もありますし、アメブロでビジネスを育てていくと決めて頑張っている方も大勢いるのです。
大切なのは、どんなお客様と、どんな風に向き合いたいのか。
あなたの姿勢です。
1本のブログを書くのに、少なからず時間をかけて、思いを込めている方も多いと思います。
「そんな大切なあなたの思いを、この先もずっと大切に積み上げて行っていただきたい」
私はそう考えています。